社労士試験をやめた理由の補足 & 税理士事務所覚書

前回の記事からだいぶ時間が空いてしまいました。 

書きたいテーマはいくつかあるのですが、社労士試験の受験をやめた理由について、書き足りていないと感じる点があるので、それをきちんと書いておこうと思います。

 

私は現在、税理士事務所で入力の仕事を行っていますが、今の職場は税理士事務所として3つ目です。4月から働き始めたばかりなのですが、今のところ、仕事内容にも人間関係にもほぼ満足しており、次なる職場を目指すつもりはありません。

 

資格試験の勉強を始める時って、少なからず、職場に不満があったり、現状を変えたいと願っていたり、という人が多いのではないでしょうか。 

社労士試験の受験を決めた時の私がまさにそうでした。

 

2つ目の税理士事務所に勤務していた時でしたが、その事務所が嫌で嫌で退職を決意した時で、でも40歳過ぎての転職で次が見つかる保証もなく、社労士資格があれば、どこかの会社で定年まで働き続けられるんじゃないか、と思ったことが受験を決めたきっかけの1つでした。

 

当時の税理士事務所が嫌すぎて、大好きだった簿記や入力にも嫌気がさし、次も税理士事務所に勤めようという気にすらなれず、一般企業の経理職で、派遣でもいいから働くかな~などとボンヤリ将来の事を考えたりもしていました。

 

そういった葛藤を抱えつつ、いくつかの会社の経理職に応募してみたり、派遣登録してみたりしましたが、一向に仕事は決まりません。

 

凹みつつ、自分は一体何がしたいんだろうか?と自分に問いかけた結果、心の底から出てきたのが、「やっぱり入力の仕事が好き、色んな会社の入力をしたい、それにはやっぱり税理士事務所だ!」という偽らざる本心でした。 

そこで応募して決まったのが、現在働いている税理士事務所です。

 

2つ目の税理士事務所の退職から、今の事務所に採用が決まるまで、10日間程時間が空いて、その間は無職でした。  

ちなみに、無職の間は、結構掃除を頑張ったり、不要な物を捨てたりしました。

網戸や窓を拭いたり、ベランダを掃除したり、カーテンを洗濯したり。

物を捨てたり掃除をすると、いい事あるのは本当なんじゃないかな~と思ってます。

 

というわけで、私が社労士試験の受験をやめた理由、最初のブログ記事に書いた理由の更に根底にあったのは、「現在の職場に満足しているから」です。

最近、新しい職場での入力に慣れてきて、しみじみそれを実感します。

 

さて、ここからは少し話題を変えて、私が働いた税理士事務所について、それぞれ簡単に書いてみたいと思います。

 

税理士事務所勤務前は、派遣で営業事務の仕事をしており、その間に、日商簿記2級まで取っていました。

3つとも、ハローワークからの応募で決まった事務所です。

 

[1つ目 ] 

職員は10人前後。所長は40代男性。穏やかなタイプで、理不尽に怒る事は全くない人だった。ただし、毎日朝礼があり、順番にスピーチが回ってきたり、経営理念を全員で唱和したり、やや体育会系。また、入力の仕事があまり多くなく、勤務時間の半分以上が、庶務系の仕事だったので物足りなかった。提携の社労士がいて、労働条件の明示や労働条件通知書などの労務関係の処理はきちんとしていた。

 

[2つ目 ]

職員は25人前後。所長は60代女性。公私混同が激しく、私用で職員を車で送迎させたりする。ヒステリックに怒鳴ることもしばしば。気まぐれ。好き嫌いや思い込みも強い。某生命保険会社と提携していて、契約成立後のバックマージン目当てに、不必要な商品を顧客に売り込むことも多し。みなし労働時間制のため、どれだけ働いても残業代なし、休日出勤の振替休日もなし。労働条件の明示や労働条件通知書もなく、就業規則がどこにあるかも職員の誰も知らないレベル。いくら、みなし労働時間制とはいえ、労基が入れば一発アウトなんじゃ?と思う事務所だった。

(それも社労士試験の勉強をしようと思った理由の1つでもありました )

入力は、医科歯科系が多く、事務所オリジナルのやり方でマニュアル化・パターン化されており、それが全然面白くなかった・・・

 

[3つ目 ]
職員は20人前後。所長は60代男性。まだあまり話したことはないが、穏やかで気さくな感じの人。仕事の内容はほぼ入力のみ。その他庶務も少し。入力の業種は、飲食・医科歯科・IT関係と多岐に渡る。それぞれの会社で入力のやり方や仕訳のルールが違うので、バラエティに富んでいてとても面白い。満足。労働条件の明示や労働条件通知書はなかったが、それすら気にならない。医科歯科系の入力は2つ目の事務所で鍛えられていたため、ここでは問題なし。その点だけは2つ目の事務所に感謝している。物事に無駄な経験は何一つないと実感する。

 

一口に税理士事務所といっても、それぞれの事務所にカラーがあります。職員100人以上の事務所とかでない限り、トップの性格が事務所の雰囲気にダイレクトに反映するのは、税理士事務所に限らず、どこの会社でも同じでしょう。


はっきり言って、入ってみないと実態はわかりません。 

2つ目の女性所長も、面接のときの印象はとても良かったのです。 

税理士事務所については、入ってからのあるある話を、またいつかの機会に書いてみようと思います。

 

ところで、今、取ってある社労士の基本テキスト、捨てるかどうか迷い中です。

いつか使うかも、と思いつつ、引き寄せの法則では、考えていることが現実になると言われているので、いつか使う機会が来る=人事労務で何らかの問題を抱えて知識が必要になる、という事ではないか?などと考えていたりもするので、もしかしたら近いうちに処分するかもしれません。