マンガ 『 HELLSING 』 の感想(ネタバレなし)

7月4日返却期限の、TSUTAYAの宅配コミックレンタル、昨日発送しました。

 

関東への返却には中一日かかるので、発送するなら今日がリミット。いつも余裕をもって、1日早めに返却しているのですが、こういう時、地方に住んでいると不便だな~と思います。住んでいる場所に関係なく、レンタル期間は決まっているので、発送翌日到着の地域なら、往復の2日間分、長く借りていられるんですよね。

 

まあ、それを言い出すと、世の中公平じゃない事は他にもあって、例えば洋服のSサイズとLサイズ、同じ値段なのは何でなのよ、って小柄な人は思っているかもしれません。調べてみたことはないのですが、一般のSMLサイズで、価格が違うって事はあるんでしょうか。うんと小さいサイズとか、大きいサイズとかなら違うのかなあ。

 

TSUTAYAの宅配コミックレンタルは、普段1冊税込97円で、10冊以上で送料無料なんですが、たま~に不定期でキャンペーンをやってます。メールを削除してしまったので確認できないのですが、1冊税込65円で25冊以上が送料無料だったような。自宅まで配達・集荷してくれるのでとても楽です。1回の発送で30冊がレンタルの上限なので、なるべく30冊きっちり借りるようにしています。

 

HELLSING』を知ったきっかけは、マンガの有名なセリフをまとめたサイトでした。「よろしい ならば 戦争(クリーク)だ 」という少佐のセリフとカットを見て興味を持ち、それが、現代のイギリスを舞台にした、吸血鬼と吸血鬼ハンターの戦いを描いた『HELLSING』というマンガだと知り、いつか読んでみたいと思っていました。ストーリーを楽しみたかったので、それ以外の予備知識はなしで読みました。

 

以下、感想です。

ネタバレには触れていないので、読んでいない人には一切意味不明と思います・・・。

 

吸血鬼と吸血鬼ハンターの戦い、ってことだったので、菊地秀行さん著『 吸血鬼ハンターD』の退廃的黄昏風か、アニメ『 Fate/stay night 』っぽい異能者バトルものかと思ってたけど、何か全然違う!

確かに主人公は吸血鬼だけど、吸血鬼物にありがち(?)な、血を吸われる事への恐怖とか、血を吸う事への葛藤とか自己嫌悪とか、二度と日の光の下を歩けない悲哀とか、ほぼない!!

キャラの顔がコマによって激変。特に主人公。時々怖いー。

吸血鬼物というより、むしろ広い意味でのアンデッド(不死)物では??

ペンウッド卿・・・・・いい。

少佐、渋いおじさまキャラかと思っていたら、実際は背が低めのぽっちゃり系で、そこだけはちょっとガッカリ。

少佐のあのセリフ、ここで出てくるのか!!!

セリフにもモノローグにも、詩的な表現が結構多いなあ。

7巻の「はッ はい!!」のセラスの笑顔、かわいすぎる!!! このシーンでこの笑顔が出てくるのはすごい・・・。

戦闘物じゃなくて戦争物。大量虐殺シーン多し。読む人選びそう。苦手な人はとことん苦手だと思う。

でも、読後感は悪くない。読んだ後、【 ズーン 】と落ち込む感じがしない。だからといって、キャラが薄いわけじゃない。

 

例えば、生贄の烙印が刻まれている剣士が主人公の某マンガ、私はアニメでしか見たことがないのですが、読んだ後、ズーンと落ち込む事が想像できるので、今のところ読む予定はありません。ダーク・ファンタジーが好きな人にはいいと思うのですが。

 

HELLSING』は、確かに虐殺流血シーン多いんですが、でもなぜか陰鬱な気分にはならなかったです。面白かった。二度読みしたし、しばらく時間が経ったら再レンタルしてもいいかなと思います。今、物を減らしていってる状況なので、購入までは考えてはいませんが、蔵書好きー、だったら買ってたかもしれません。長さも全10巻で、読むにはちょうどいいと思います。長すぎず、短すぎず。

 

私は、コミックレンタルの時、なるべくジャンルの違うマンガを一緒に借りるようにしています。今回も、バトルものとは対極の、気軽に読めて笑えるマンガが欲しかったので、佐々木倫子さんの『 Heaven?』を借りました。フランス料理店が舞台のマンガで、確かにところどころ笑えるシーンもあったんですが、再読するほどではなかったし、何よりラストが残念でした。『 Heaven?』の終わり方は好きではないです。

 

全然意図してなかったですが、『HELLSING』と『 Heaven?』って、何だか対のマンガみたいですね。色んな意味で・・・。『HELLSING』は、『HELLSING』に出てくるメインキャラクターの名字であり、そこから名づけられた機関の名前でもあるのですが、もしかして、地獄が歌う、という意味も込められているのかなあと思います。

 

佐々木倫子さんのマンガは、何といっても『 動物のお医者さん 』が有名でしょう。25年近く前に完結したマンガですが、一読の価値があります。最初にタイトルを聞いたときは、シルバニアファミリー的な、擬人化された動物の物語かと思ったのですが、全然違いました! 獣医師を目指す学生を描いたコミカルなマンガで、今でも古さを感じずに読めるマンガです。ただし、公共の場で読むときには注意しましょう。笑いをこらえるのが大変です。

 

レンタルコミックは、作者に使用料が支払われているそうです。

TSUTAYAコミックレンタル

DMMコミックレンタル

別途送料が掛かりますが、TSUTAYAに在庫がないコミックを読みたい時は、時々DMMも利用します。

 

私は、買うのであれば、断然、中古よりも新品派、電子よりも紙媒体派です。 

 


HELLSING 1 (ヤングキングコミックス)

 


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動物のお医者さん 』は、文庫版も愛蔵版も出ています。

 


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